2005年9月号

やってみる


秋の空をながめ、「みんなで、みんなでがんばるぞー!」と声を上げて、運動会の入場の練習が始まりました。昼食後の遊びをみても、ほとんどのお子さんが遊び込めるようになるこの時期、体を動かすことや、運動会のグッズを色とりどり製作したり、年長児は話し合いをしながら、勝てるかもしれない方策を練ったりしていきます。「これ、続きを作るの楽しみにしていたんだ。」とつぶやいたり、「もう一回ダンスのCDかけて!」と頼んできたり、それぞれのやってみたいが実現できるよう、ゆったりとすすんできています。もちろんなんとなくそこに参加し、手に小道具を持ったまま立って見ているだけで終わってしまうことなんて、3歳児はしょっちゅうです。それでも自分の情景のなかに、にぎやかな音や他のお子さんの姿が残り、一つの体験として残っていきます。やってみたいという気持ちは温度差があることを、私たち大人は踏まえていなければなりません。そして当日を終えた後、それぞれにどんな変化や育ちがあったのか、何を援助し、どんな問題点をみいだしたかをみつめて、また子供たちのやってみたいを応援していきましょう。どうぞ言葉で子供さんを追い込まないでくださいね。ただ、かたわらにいてあげれば、いいんです。

秋の味覚


秋はさんまの美味しい季節です。さんまの脂が20パーセントを超え、DHAやEPA、良質のタンパク質、ビタミン類も豊富です。口先と尾が黄色くなっているものが、脂がのって美味しいので、買うときにちょっと目をとめてみてください。
今年はさんまが豊漁で安いので、たくさん食べて、動脈硬化などの生活習慣病の予防に役立てたいものです。
幼稚園の給食では『さんまの生姜煮』と『さんまのカレーフライ』が人気です。生姜煮のほうは、魚の表面を焼いて焦げ目をつけてから、骨ごと食べられるように3~4時間コトコト煮込みます。切り昆布と生姜のせん切りを入れるので、臭みもなくうまみがあり、味もしっかりしみこんで、ご飯にとてもあいます。大根の細切り漬けと豚汁を添えて、子供たちに大好評です。
“僕、給食全部食べられるよ という声を聞くと嬉しくなります。”

つくしっこクラブ
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