2006年1月号

信じる


「天にいらっしゃる私たちのお父様」と祈るとき、私は神様への親しみと信頼をこめて、この言葉を口にします。そのときは、自分に素直になって、神様と向き合おうとします。
 幼稚園の子供達もクラスの中に居場所をみつけ、友達と一緒にいることが愉快で、楽しくてという時期になってきました。相手への親しみと信頼をもって、会話(コミュニケーション)を楽しみながら遊んでいます。しかしよく見ると、その輪の中に入りきれない子供もいます。自分もあの楽しそうな雰囲気の中に加わりたい。「Bちゃんもやる!」と言うのにオープンに入れてもらえない寂しさ。それでも切り替えようとする力は以前より付いてきており、前向きに自分に言い聞かせる姿を見かけます。そういう場合は、保育者が親しみと信頼をあなたに寄せていることを、しっかり伝えなければなりませんね。ひょうきんに温かく…。自分自身を好きでいてもらえるように。
 小学生も高学年になったら、本音は出さず、お互いに気を遣ってコミュニケーションをとることが、最大のエネルギー消耗対象であり、エネルギー補給対象でもあるような記事を目にします。ちょっとした一言ですごく傷ついてしまう心。幼稚園では喧嘩は頻繁ですが、あけっぴろげな喧嘩でありたいと思っています。あなたのことが気になるから(大切だから)喧嘩になってしまうのだという思いの見える喧嘩を通して、信頼が増していくのです。
 どんなに寒くても守られている生命があるこの季節。つらいことがあっても守られている自分に気づいていってほしいと、願います。

雑穀


1月の給食の献立の中に、『五穀米の丼』を入れました。
 「え!どんな丼?」と思われますか?白米の中に一割程度の雑穀米と、酒、塩、醤油少々を加え、ほんのり醤油の香りがするように炊きあげ、丼に盛ったご飯の上にお楽しみを飾り付けた一品です。
 ご飯の上にはしいたけとしめじを甘辛く煮たもの。鶏の照り焼き。厚焼き卵を切ったもの。かぼちゃの素揚げにプチトマトなどを飾り、その上から、照り焼きのたれをかけました。雑穀米の中身は、胚芽押し麦、もちきび、玄そば、はと麦、もちあわ、玄米胚芽、大豆、洗い黒ごまの8種類が入っています。八穀米になるのですが、子供達はなんの抵抗もなく食べてしまいました。普段の給食でも、麦を混ぜているので、栄養バランスがよく、子供達は元気もりもりなのかもしれません。
 今は色々な雑穀がスーパーでも売られているので、時折使うのも楽しいですよ!!

つくしっこクラブ
友だち追加