のぞいた先

子どもは世界をのぞく存在だ。
隣のクラスは何をしているのかな?と目を出してドア越しにのぞく。
給食なにかな~?とガラス窓に額をくっつけてのぞく。
「先生がトイレに入ったよ!」
(先生はトイレごときには行かない存在と思っているでしょ!!)
と、息を潜めて入り口ドアに耳を当てる。

ラップやトイレットペーパーの芯があれば、のぞいてみる。
世界が区切られ、特別化し、はっきりするね。
のぞいた先に色が付けば、よくよく確かめたくなるね。

のぞいた先が暗闇ではなく、光や色やそれによって見えてくる物体があって本当によかった。