造形美

強風が園庭の最後の木の葉を、
地上へと舞い散らしていく。
乱暴に吹きだまりにかき集められて、
冬が来ることを突きつけられているような落ち葉たち。

そんな茶色の塊の中から、目の覚めるような色を拾い出す。
形も魅力。
私もネームカードに紅色のもみじを貼り付けて歩いていると、
目の高さだからか、よく気がついてくれる。

もくれんの木の下の大きな葉っぱの塊は、
美術館のオブジェ。
造形美は、子どもをとらえてやまない。