1999年8月号

夏休みが終わって・・・


 今年の水戸は暑かったですね。家庭でお子さんと共に過ごされたご家族の皆様も、幼稚園が始まってほっとされているのではないでしょうか。それぞれの家庭でどんな毎日が繰り広げられていたのかと、想像してしまいます。朝起きる事から始まり、朝食や着替え、トイレ、外遊び、室内での遊び、昼食、午後の遊び、外出、おやつ、夕食、入浴、テレビ、就寝……。幼稚園でも色々な事を繰り返して毎日生活していますが、どれをとっても大切な一こまです。本当は口うるさくならないように、自分のこととして自然な流れで過ごしたいのですが、実になるようにという思いから、言葉だけ鋭く飛んでいってしまうことがあるものです。なにげなく見ていてあげて、たまたま出来た事を、例えば「顔が一人で洗えてよかったね!つるつるになったね。」と顔を見て喜んであげればいいだけなのですが…。それがなかなかできないのですよね。
 幼稚園の2学期が始まって、子供達はちょっとだれている状態です。自分で自分の事をまたやらなければならない生活に、残暑が加わって、ペースを取り戻すのが大変そうに見える子供達も多いです。それでも普段出来なかった体験をしてきているのでしょう。休み前には心細そうにしていた子が、頼もしい動きを見せてくれたりもします。家庭だけで頑張る。教育機関だけが頑張る。というのではなく、お互いが出来る事をほどほどすればいいというくらいに考えて、生きていることを味わう余裕を取り戻したほうがいいのかなと、夏の茜雲を見ながら思った次第です。

パンジーさんのまなざし


 長い夏休みも終わり、私達の園では大きな怪我や病気をすることもなく始業式を迎えることができました。夏休み中の子供達はどの様な生活をしていたのでしょうか?
 夏のワクワクカレンダー(毎日シールを貼ったり週の予定やお約束を書いたノート)を見てみると、毎日の様にプールに通った子、友達とバーベキューをした子、おばあちゃんの家に泊まりに行った子、お祭に行った子、友達の家に遊びに行った子と、沢山楽しい思い出ができたようです。中でも、今流行のポケモン映画には多くの子が行っていて、私もちょっとびっくりでした。(皆暗い映画館で、長い時間座っていられたかな?)又、お母さん方のコメントの中にはこんなものもありました。 「プール遊びは子供以上に楽しんじゃう。普段はあまりしたくない抱っこも水中なら楽々。水中では笑顔になっちゃうから不思議。プール行こう!の声を密かに楽しみにしていました。」 「盆踊りは楽しく踊るのが一番よ。」の声で(子供が)笑顔になり、踊り始めました。
 どちらも素敵なお母さんですよね。読んでいて目に浮かぶ様です。どんな夏休みを過ごすかは、お母さんの影響も大きそうですね。
 夏休み明けの子供達はやっぱり何かが違いました。特に3歳児の成長を感じました。子供達って1ヵ月ちょっとの間にこんなにかわるんですね…。 (保育者1年生の目から見た幼稚園でのひとこまです!)

つくしっこクラブ
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