2001年4月号

 天気予報とにらめっこする事が多かった2月。雪が降り積もった日には、早朝より雪かきの仕事が待っています。もちろん、寝坊は厳禁です。普段より30~1時間早く出勤なんて事も毎年1回はあるのに今年は今の所ありません(もうないかも!)そんな寒さの中、私が楽しみにしている春の便り。園庭の奥にある1本の梅の木。そういえば去年も、子供を抱き上げて梅の花の香りを嗅がせてあげたなぁなんて思い出しました。
 水戸は偕楽園で観梅が始まっています。水戸で生まれ育ってもなかなか足を運べずにいます。「近くに住んでいるのに…」と遠方の観光客は思うのでしょうね。「混んでるから…」と言う人も少なからずいるのでは。
 でも花の匂いって春ですよね。匂いで春が分かるわけではないけれど、自然や植物と向きあって季節を感じる事が出来る!なんだかウキウキしてくるのです。このウキウキが毎年私の楽しみ。皆さんはそういう事ありますか?まるでくいしんぼうが、ごちそうの匂いを嗅ぐように、私は、梅の花の香りを楽しむのです。園庭の隅になんとも控え目に咲いているんですよ。のぞいてみて下さい!

心憎いコマーシャル


ぼーっとテレビを見ていたある晩、私の心に驚きを与えてくれたコマーシャルがありました。
 日本の学校の主なテストでは、
 ?+?〓□  ?+?〓□

 イギリスの学校のテストでは
 □+□〓?  □+□〓?

というものでした。
 えーそうなの!!とショックでした。何通りもの答えがあっていいということを、最初から気付かせ、その子なりの考えが評価され認められる社会。あー根本から違うのかなと本当にショックでした。もちろんこれはある有名な塾のコマーシャルです。その塾に関心があるわけではありませんし、袖の下をもらっているわけではないのですが、なんとも心憎いではありませんか。
 日本の社会では当たり前、常識ということでも、他の世界から見れば非常識という場合もあるのかもしれません。
 「きれいな池なんだ!」と黄緑のクレヨンで色を塗っている子供に、「えー、水は水色だよ。」としたり顔で言う子供もいます。その子がいつか森の中のエメラルドグリーンの沼や、夕日を映すサーモンピンクの川を見て心を動かす時が与えられて欲しいと願います。
 旅立ちの月です。自分の感性を信じて、新たな一歩を踏出していこうね。また、それを支える大人が増えていきますように…。

つくしっこクラブ
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