2005年6月号

触れる


 蒸し暑くなりましたね。こんな時は水を見れば大人でも触れてみたくなりますね。幼稚園でも6月に入ってから、砂場での水路や池作りが毎日のように始まります。型抜きプリンには、ちょっと湿った砂がいいこと。べたべた、ポッチャリという感触は、ホットケーキ作りにむいていること。泥団子をしゃがんでこすって、とっておきの砂をかけて作りつづけること。水がこんこんと流れてくる心地よさ。そして大きなプールでの水の感触。私たちは体中から刺激を受けて、脳が刺激され、言語能力をはじめ、コミュニケーション能力、創造力を身につけていくことが、わかっています。
 今は室内でこじんまりと過ごしてくるご家庭が多いので、水戸幼稚園での生活に目を丸くする方もいらしゃいますが、子供たちは基本的には汚れて遊ぶことが好きですし、必要なのです。このような生活、遊びの中で、考えたり試したりしていくのですね。
 「先生、こがねむしは何を食べるんだろう?」と虫を大事にかごにいれ持ち歩くTくん。頭をフル回転して考える私。かぶとむしのように樹液関係かな。それならりんごとか、きゅうりとか、メロンかな。すると脇にいたRくんがすかさず、「パイナップルも食べるよ!」と付け加えてくれました。毎日が子供たちの日々です。手で、足で、体中で触れて、どきどきしながら、探求心をみたしていってほしいものです。

6月


ここ数日、蒸し暑い日が続き、子供達の髪は汗でビッチョリ!それでも子供達は水遊びや砂遊びに元気一杯です。
 給食が始まってから2ヶ月が過ぎて、子供達はずいぶん『食べる』ことに慣れてきました。6月の献立ては、なるべく主食、主菜、副菜を意識して作り、子供達がどう対応できるのか様子を見てきましたが、とても残菜が少なくよく食べていました。
 ある日の給食の時の、ことりグループでの会話です。献立ては、ご飯、魚の香味ソースかけ、スパゲッティーサラダ、かき玉汁。T君が、「これはうまい。」とスパゲッティーサラダを口にほおばると、隣のH君は「魚もうまいよ。」きっとお替わりをして満足だったと思います。又K君が庭先から「今日の魚は何ですか?」と聞いてきました。「かじきマグロだよ。」と答えると「あーっかじきマグロは、僕、知っている!」と言って遊びに戻っていったのですが、かじきマグロを知っている幼稚園生は”すごい!!”と思いました。きっとお母さんが、魚や野菜の名前をきちんと教えているのでしょう。
 6月16日は子供たちで作る手作り給食の日でした。いつもは、給食室で何を作っているんだろうと代わる代わる覗きに来る子供たちが、今日は自分たちが主役になってサンドイッチ作りです。エプロン、三角巾、マスクを着けて、手洗いをして、一生懸命ジャガイモや卵をつぶしてマヨネーズで混ぜて。卵をつぶすときれいな黄色になることを体験し、ジャガイモつぶしは力持ちの僕の仕事だよ、と得意顔。さあ今日のお昼はサンドイッチです。食べちゃうのはもったいないけど競争して食べました。