2008年6月号

自分のままで


雨降りが多い季節ですが、子供達が園生活になじんできて、だんだんかたまって今を楽しもうとする時期となりました。そんな6月の半ば、子供の性格、癖、障害というものをどう捉えていこうか…という勉強会を講師の先生を交えて行いました。自分が生きやすいようにと個人が習得していく色々な面(性格.癖等)を、嫌な部分としてではなく、本人の知恵として受け止められるか…という投げかけがありました。難しいなと正直感じました。自分らしくありたいし、自分らしさが許容されれば安心して魅力を発揮できるようになることでしょう。しかし現実には許容される場合は利害がなくて、自分の領分とは関係ないと感じている間だけというのが、大方の姿だと思います。自分を認めてくれている存在がいる、見守ってくれているようだと感じることは、とても有益で素晴らしい事なのですが…。これができれば、日本の将来はぐっと変わるはずです。しかしなかなかできないのですよ。だから『求めない』(小学館)というような本がベストセラーになるのだと思います。
幼稚園の行事で、先日『家族と歩く会』がさわやかな風のもと偕楽園公園でおこなわれました。この日家族のコミュニケーションを取り持ったものに、梅の実と子猫があります。思いがけない効用でしたが、梅の実を拾うそれぞれの姿に、ゆったりとした時間が流れ、行動がてきぱきしていなくても、ぜんぜん違和感なく、他者との交わりも何気なくできる雰囲気ができました。また小さな子猫が人間に媚びるでもなく木登りをし、子供達と戯れる姿を見せてくれて、思わず自分が見入ってしまう大人もいたことでしょう。もう少し弱さを出し合って、自然界に助けられながら笑いあい、あー楽しかったとそれぞれが感じる日を増やしていきたいものです。
園長  松本 晴子

みんな、大きく大きくなあれ


5月中旬、お腹に卵を付けたメダカを発見してからは、朝に夕に水槽を覗く毎日です。6月、その姿はまるでメダカ養殖場のおばさんのようでした。そんな6月を振り返りながら少しお分かちしたいと思います。

1.「先生、何してるの?」
産卵用水槽と稚魚用水槽を用意しました。何回にも分けて水草に産卵させては、卵の付いた水草を稚魚用水槽に移し、育てています。やおら網を水槽につっこんでメダカを捕まえては別の水槽に移しかえる姿は、やはり子ども達の目には奇異に映ったのでしょうね。

2.めだかの卵は堅い!!
卵の一粒を手に取ると大きさや色、堅さまで「数の子」とそっくりでびっくりしました。思わぬ発見に、興奮。「めだかの卵は堅いんだよ。触ってごらん。」と、変なことを言い出していました。いくつになっても発見は心躍るものです。虫に夢中になる子ども達の気持ちが分かる気がしました。

親はボウフラを食べる肉食(!?)なので、我が子まで食べてしまいます。最初に生まれた十数匹の子達には、生まれた次の日には大きな水槽に移してしまったものですから気の毒なことをしてしまいました。毎朝、「生きているかい?」と水槽をつつくと、ピッピッと身体をくねらせる赤ちゃんメダカ達にほっとします。採卵数からすると100匹はくだらないはずです。大きくなったらお母さんと同じ水槽に入れてあげましょう。でも、多すぎるかしら…。
深谷 幸代