2000年12月号

MERRY CHRISTMAS!!


クリスマスを迎える季節となりました。街中はライトアップされ、クリスマスソングが流れ、綺麗に飾られたグッズが私達の周りに溢れだします。本当に大人も子供もわくわくする日々ですね。でもその様な中で、感謝の気持を持って、本当のクリスマスを『待つ』ということを、どのように伝えていったらいいのかと悩みます。
クリスマス会の練習一色に染っているある日。年中児の礼拝で、1本のろうそくを灯してみました。部屋の電気を消すと、ほの暗い空間に小さな炎が浮かび上がりました。ざわつくかしら…という予想も胸の内にあったのですが、子供達はじいっと見入っていました。
「赤ちゃんイエスさまはこのろうそくのように、真っ暗な中に光をともしてくださるために、私達の所に来てくださったのですよ。」という、私の語りかけのあとに歌ってくれた『きよしこのよる』が、とても静かで、優しい声だったのが、印象的でした。赤ちゃんの耳元で歌ってあげているかのように…。子供達の心の中にはこんなきれいな空間があるのだから、ぜひ心の育ちにつながる機会にしたいものです。
「ろうそくは自分の身を溶かして、どんどん小さくなりながら光輝いてくれるでしょ。イエスさまもろうそくのようだったのよ。なぜでしょう。」との問い掛けに
「死んでくれたから!」とY君が言ったのには驚いてしまいました。
そのとおりなのですから。
  『クルシミマス』ではなく『クライスト マス』を迎えたいと思います。でも、くるしみが希望へとつながっていることも事実です。すぐにはそれが信じられないとしても…。あなたがくるしんでいることに気がついたら、せめて思いを寄せることができますように。

水戸幼稚園の隠れた?日常…


クリスマスの歌声が聞こえてくると、もうすぐ2学期も終わりを迎えるのだなぁと感じます。今回は私がこの2学期、とても充実感を味わえた園庭の掃き掃除について感じた事をお話しします。
2学期始め…桜の木に大量のケムシが!!降園前、ホウキとチリトリを持って颯爽と桜の木へ向う私。なんだかワクワクするっ!今日の収穫は何匹かな?1匹、2匹、3匹…あっという間にチリトリの中は真っ黒。子供達はそんな私の姿が(それともケムシが?)楽しみなのか、さよならの挨拶をするなり駆け寄ってきて「今日は、どれくらい?」「見せて見せて」「うわぁ~気持悪い」「先生、ここ!ここ!」「こっちも!」子供達のむらがる事!皆さんディズニーランドの清掃をする人、ご存知ですか?そうです。ささっ!ささっ!とゴミだけをチリトリに入れると、何事もなかった顔をして歩いて回る人です。ケムシとりをする私ってこの人みた~い!かっこいい~!と1人で思い込み楽しんでしまいました。1番大量に収穫できた日は2本の桜の木とその周辺から50匹を越えました。すごいですよねーたった30分位でですよ!
月頃…秋だなぁって目で見て感じたのは落葉でしょうか。幼稚園では桜の葉が落ち、それから木蓮→ねむの木→藤→もみじ→いちょうの順に散っていきます。6種が一気に散るのではないのです。季節が1日1日進み変化するように、自然界も1葉、1葉順番に冬に向っていくようです。(この落葉、実は毎日樹木の根本に埋められ、栄養になっているのです。)

☆こおりができてる!


気温が下がった朝、子供達が砂場の水道の洗い場にこおりが出来ているのを発見しました。もうすでに、朝砂場の水道はカチンコチンになっています。「元栓、締めて帰ろうね」寒くなると保育者たちの頭にこの言葉が浮かびます。その中でも1番にこの発令をするのは毎年いつも園長先生なのです。

つくしっこクラブ
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