2005年11月号

喜ぶ


 クリスマスの季節になると、夜のイルミネーションに見とれてしまうことがしばしばあります。宗教と関係なくなんでこんなに広まったのかと、不思議です。
 子供心にはどんな日々なのでしょうか。クラスの装飾が変わり、クリスマスの賛美歌が歌われていきます。ページェントの練習への期待がふくらんでいる年長児も一杯います。いつもがやがやしている空間が、しっとり落ち着いて静かな空気が流れる中、満面の笑みで解説の列に並ぶT君。自分のやりたい役柄を手を挙げて自分で選んでいける喜びが、感じられます。3歳児は手をきらきらと動かしながら、ジャンプしたり、しゃがんだり、ぼーっと立っていたりと様々な姿。クリスマスが何かもよくわからないけれど、にこにこしている先生と流れてくる音楽で、なんかわくわくしてくるようです。
 私たちは日頃からどれだけ喜び合って生活しているでしょうか。不満は考え方しだいでいくらでも出てきます。子供達も同じです。逆に感謝することを見つけながら過ごせば、ささやかな喜びの光で包まれていきます。クリスマスを待つこの時期に、どれだけ子供達にささやかな喜びを感じてもらえるかは、私たち大人の生き方次第ともいえましょう。

体の中から健康を!


 季節は秋から冬へと移り変わり、冬野菜をたくさん使った鍋物やシチューなど、温かいものが美味しくなりました。冬は甘みがあり体を温める根菜類や緑黄色野菜がたくさん出てきます。冬場は炭水化物、タンパク質、脂肪のようなエネルギー源になるものをしっかり食べて、寒さや風邪に負けない体力をつけたいものです。
 緑色をしているというだけで子供達に嫌われてしまう小松菜やほうれん草は、茹でただけでは「僕、嫌い!」と言って箸もつけてくれませんが、スープに入れて卵でかきたまにすれば、食べてくれたりします。ナムルのように胡麻油でアクセントをつけても、「これおいしい!」と言ってくれます。ブロッコリーはカレーやシチューの中に幼い頃から入れて、こういうものだという風にもっていけば、おいしく体に入りますね。大根やごぼうは豚汁に入れて柔らかく煮てしまうと、食べやすいです。小中学生以上ならば、大根をせん切りにして水に放し、パリっとしたところで水切りをして、おかかとポン酢醤油をかけるなんていかがでしょう。小鉢一杯食べられます。肉料理を食べた時の付け合わせに最高です。暮れにかけて忙しい時には、ホールトマト缶を使って、たまねぎ、きゃべつ、ウインナー、ジャガイモなどを入れた煮込み料理はいかがでしょう。きっと子供達も大好きなはずです。ぜひ作ってみてください。

つくしっこクラブ
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