2005年5月号

みつける


6月になって、子供たちの動きが活発になってきました。先日一緒にお弁当を食べたクラスでは、3歳児がお友達になってきている様子が伺えました。食後、年少の女の子たちは粘土やお絵かきをしながら、「粘土を投げちゃだめ!」のコールを言い始めて、にぎやか。粘土を「いらない!」と投げているB君を注意してのことなのですが、だんだんコールすることが楽しくなってしまったようです。「大丈夫、B君聞こえたからね。もうびっくりしているから言わなくて大丈夫よ。」と何度もとりなして、粘土のおだんご作りに気持ちを切り替えさせてみました。かたや3歳児の男の子はまだ自分の世界にとっぷり浸っているメンバーも多くて、ちょっとした自分の世界の食い違いで、喧嘩になるのですね。6月はトラブルの対応に保育者が苦心する月でもあります。
5歳児の子供たちは、この時期仲間関係が見えてきますね。いつも一緒にいて仲良しに見えるけれど、断れない口調や態度も見え隠れします。仲間にはいりきれず、悩んでいるお子さんもいます。お互いの良さをわかって、対等な関係になっていくのは、まだまだ先のことです。保育者はそれぞれの表情を見つけて、相手の気持ちに気づいて行動できるように、援助していかなければなりません。
子供たちが色々な虫を見つけるくらい熱心に、色々な思いをみつけていかなければ!!

給食がはじまって!


いよいよ5月の連休明けより、給食が週2回始まりました。最初の給食は子供たちの大好きな『カレーライス』です。新園児にとって給食は初めての体験なので、食べ慣れないメニューで給食嫌いになってしまわないよう、大好きなカレーライスで様子を見ていきます。
5月はあまり主食、主菜、副菜にこだわらず、子供たちがおおよそ好きなメニューで、みんなで楽しく、おいしく食べることができるように工夫しています。
年長児ともなると余裕があるのか、ご飯の中の麦をみつけて、「これ麦だね!」と…。麦がわかるんだと感心してしまいました。
水戸幼稚園の給食は、麦入りご飯と煮干しだしでとった味噌汁。そしてコロッケやハンバーグも全て手作りで作っているので、前日から美味しいにおいが漂っています。子供たちもそのにおいに誘われて、給食室の窓ガラスに鼻をくっつけて、「今日の給食なーに?」…。あとの場面は想像してみてください。

つくしっこクラブ
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