2007年12月号

嬉しいな


2007年も終わり、新しい年2008年の始まりです。この1年が私たちが暮らす地球上にとって、平和な瞬間が数多くあり、神様に喜ばれる日々でありますようにと、祈るものです。
12月の後半にあったクリスマス会までの日々、嬉しいなと感じることは色々ありました。そんな中、歌うことの好きな子供達が、礼拝で『おめでとうイエスさま』という讃美歌を歌う時、よく私は体中がぞくぞくとして、じーんとなることがありました。涙まで出そうなくらい感動してしまうのです。この歌の力なのかなと思います。ゴダイゴのメンバー、タケカワユキヒデさんの作曲です。ろうそくが灯る中、お子さん達は私の顔をちらちらとながめて歌う姿があります。私がこの歌が好きなことを知っているかのようです。そんなことを言ったことはないのですが…。そういうとき、一つの空間を共有しているなーと、幸せを感じます。子供達を包む私たちでなければならないのに、こちらが包まれている。そう逆なのです。プレゼントをあげる側が実はプレゼントを受けているという経験、皆さんもありますよね。
子供達が感じる嬉しいなという気持ちが、嫌な気持ちから気を取り直す力になるようにと、願います。そしてまわりを包み込む力を持っている存在だと知ってもらいたいと思うのです。
園長  松本晴子

次は?どうやるの?!


ある日、4歳児のC君が「手裏剣を作りたい」と言ってきました。保育者が折っておいた、色とりどりの手裏剣を見て興味を抱いた様でした。私は「まずは折り紙を半分に切って・・・」と一緒に作っていきました。一個できると嬉しそうに眺め「もう一個作る」と。私はさっきと同じ様に折り方を教えてあげました。出来上がると「もう一個」・・・「もう一個」・・・と。一生懸命折るC君は、他の用事で私が少し離れると「次は?!どうやるの?!」と怒ってしまいます。私もなるべく離れない様にして教えてあげると、次々と5個の手裏剣を作り上げました。
ここでやっとC君は満足したのか手裏剣作りを終えました。5つの手裏剣からはc君の「作りたい!」という強い思いと苦労がにじみ出ている様な気がしました。
子供達の集中力と興味には驚かされる事の多い毎日。でも最初から深い興味がある訳ではなく、ちょっとした気まぐれや偶然やタイミングもかなり大きく影響している様にも感じています。面白いと感じるのは、揺れ動きやすい子ども達の気まぐれが熱を持ち出したり、色々な物と絡み合ってコロコロ転がりだした姿を見た時です。そしてその熱が続くように心の中で願いながら、その側で何食わない顔をして過ごしている時間が私は何とも言えず大好きです。5回手裏剣折りを続けたC君は、約15分くらいの間にほぼ折り方を覚えてしまいました!
小林 悠子

つくしっこクラブ
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