またどこかで遇おう 

雨の多い季節となって、というより早々と台風やスコールのような雨が春の終わりに訪れるようになって、長い間生きている大人の感覚は振り回されています。こんなはずじゃなかった、以前は。。。

まだ人生を初めて数年の幼い方々は、こんなもんだと雨を雨として楽しみます。ザーザー降れば軒下に手を出し、頭を差し出してシャワーのつもりになり、ぼくもやってみよ!と心の声に押し出されてまねをする面々。長靴を履けば水たまりはへっちゃらと入っていくうちに、中に流れ込んでくる水の感触。はねてはねてはねっかえる水のしぶきの勝手さに、これでもかと水の中で跳び続ける姿。「叱られるよ」という思いも後からよぎるのでしょうが、それは後の祭りです。

人間は生き物としてこうやって物質と出会います。そのことをまざまざと感じさせてくれた絵本がありました。講談社 『どしゃぶり』という絵本です。おーなり由子さんの擬音いっぱいの表現と、人間の目を通して心の深いところに訴えてくる絵を描かれる、はたこうしろうさんとのコンビの作品です。いったい何者なんだと思ってしまいます。なんでこんなに泣きたい気持ちになるのだろうと思います。子どものころにたしかに体験した自然の中で自分も自然のひとつとしてそこにいた、そんな場面が身体に記憶されて、自分の大切なものを形作っている。そのことを思い出してしまうのでしょうか。

よりよき人々にも囲まれたいし、人間以外のものとの出会いも重きをおきたいと、人間にとっての自然が変わっていく中でも思います。

つくしっこクラブ
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